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学力が安定している子にはあまりありませんが、これから伸びてくるかな~という子にありがちなのが、”不調のとき”です。
授業で見ていると、同じような問題を毎週、小テストで解かせていても、良くできているときと、そうでないときがあります。
その「そうでないとき」は、ひどいときだと10問中半分は間違ってしまっています。どうやって解いたのかをまず聞きますが、その受け答えからあいまいです。
成績って、常に右肩上がりという状態が続くケースは稀です。それより、アルファベットのNをナナメ右に傾けたような、伸びて少し下がってまた伸びて、というケースの子が多いのですよね。
一度成績が伸びて満足してしまうと、すぐに下がってしまい、またがんばって伸ばす、という流れでしょうか。
これと冒頭のケースを照らし合わせると、今が下がっているときだとも取れます。
ただ、そのときにいかに切り替えて集中し直し、上がっているときの状態に速く戻せるか、がポイントです。
不調の時が続くと、ただでさえやらされ感ただよう勉強が、余計に苦手意識いっぱいになってしまうのは、そういった流れがあるからだと考えます。
上記のような不調の時には、一度立ち止まってみると、案外すぐに良い状態に戻れることもあるのですよね。
いかに不調の時にやれるか、あきらめずに解けるかが、そのあとの身につく力に大きく影響します。