勉強って、階段みたいなものをイメージしてくれたらいいと思うのですよね。
中2ボーイを教えていると、こんな言葉が出てきました。
「今はグラフの問題を学校でやっているから、忘れちゃいました」と。
まあ、あるあるですね。特定の教科が苦手だと、興味を持てず、一度習ったらハイ終了・・・そしてテストでなかなか点数が取れないという循環に入ります。
学校で習ったことが1段目とすると、その1段目はずっと自分の中に存在していてほしいです。
学校で習ったこと→ ■■■■■
そのあと塾で習ったことを2段目とすると、階段は2段目になります。
塾で習ったこと→ ■■■■■
学校で習ったこと→ ■■■■■■■
さらに、宿題や課題などで、自分で理解することができた場合、1段積みあがります。
自分で理解したこと→ ■■■
塾で習ったこと→ ■■■■■
学校で習ったこと→ ■■■■■■■
その間に、どこか忘れていくと、階段は土台が不安定になり、最悪1段目まで戻ってしまいます。
自分で理解したこと→ ■■■↓
塾で習ったこと→ ■■■■↓
学校で習ったこと→ ■■■■■ orz
積み重なりができていくと、高いところに上れますし、その場から見る景色は、また違ったものになります。
そうやって、自分で階段を作っていくことが、成長につながります。
最悪1段目まで戻っても、自分で学習し直すと、その土台はしっかりしたものになり、時間はかかっても理解を深めることで、1段1段だったステップが、いつの日か急上昇カーブを描きます。
自分で理解したこと→ ■■■
塾で習ったこと→ ■■■■■
学校で習ったこと→ ■■■■■■■■■
なかなか、ふつうの階段みたいに1段ずつ上がっていく子は少ないです。理想ですけども。
「やらなあかん」と、必死になり始めて、じわり土台ができて、分かることが楽しくなってくると、急カーブを描けるようになります。
宿題をやるのを忘れた、この単元はやったけどもう忘れた、そんな言葉を言うために塾に通うのは、もったいなさすぎです。
「この問題の、ココが分からない」と質問して、先生から教わったときに、「あっこういうことだったのか!ならこういうことですか?」という会話ができるようになりたいですね。