中3生たちは、学年末テストが終わってひと段落、、、にはさせません。あと2週間ほどで私立入試本番ですからね。
私立入試に向けて、各自過去問を解き進めている日々ですが、その中でも苦手そうな単元をピックアップして、ひたすら問題を解きまくる時間を設けました。
計算問題を進めていく中で、本人なりに問題を解き、私の○付けに一つずつ、一喜一憂している姿がありました。
全力で解いた結果が、一目で分かるその姿は、かわいげがあり、なんとも必死さが伝わってきます。
こうした反応は、生徒によりけりですが、この子のように喜びを入れることは大いにアリだと思います。
ある程度力がついてくると、間違った部分だけに目がいくようになります。
テストで80点取れていれば、まあまあ喜んでくれてもいいはずが、「これができなかった・・・」とかなりへこんだ様子の生徒をこちらが見るのは、なんともいいがたいです。
まさしく、コップに半分の量を入れた水に対して、「あとこれしか入ってない」と、なかばキレ気味に言うパターンでしょうか。
80点取れていて、残りの20点に目が行くようであれば、親御さんとしてやれることは、まず80点取れた本人を褒めてあげることです。
残り20点については、「どうしたら解けるようになるか」を前提に本人と話し合うことです。
「こっちもあっちもミスして!ダメじゃん!!」と言っているうちは、残り20点は取れないどころか、80点さえ取れなくなっていきます。
そうなってしまっても、時間はかかりますが、一問一問に対して一喜一憂していくことです。合っていれば喜び、間違っていたら悔しがる。「やっぱりダメか」は、思わないようにしていくことです。
考え方が変わってくれば、おのずと結果も変わってきます。