塾へ通って点数を伸ばせる子とそうでない子の違いは、いくつかありますが、今回はがんばりきれない子について書いていきます。
たいてい、塾に通わせる理由の多くは、「成績が下がってきたから」が圧倒的に多いです。
この理由が「学校の授業についていけない」になると、塾へ通っても点数が伸びない可能性は高いです。伸びたとしても、1年はかかる見込みです。
「成績が下がってきたから」塾に通う判断は、おそらく親御さんの判断が大きいと思いますが、その中でもなかなかがんばりきれない子って多いと思います。
そこに親御さんが気づけたら、一時的に点数が下がっても、すぐに挽回できます。
そこを「まだいいんじゃない?」で本当にやばくなるまで見逃していると、点数が上がるまでに非常に大きな時間とエネルギーが使われます。
本人なりにがんばっているけど、いまいちがんばりと成績が結びつかない、もしくはがんばりきれない様子を親御さんが見てあげることで、塾に通うきっかけになると考えます。
個人的には、小学生のうちに通っていただいたほうが、中学に上がって苦労するより断然良いと感じます。
捉え方によっては営業と感じてしまうかもしれませんが、そこは考え方の違いということでご理解いただきたいです。
実際、ルーツを開校する前に勤めていた塾では、半数が小学生でした。2~6年生たちが、にぎやかに、しかし真剣に授業を受けてくれていたことを今でも覚えています。
もちろん費用はかかりますが、「選択肢を増やす」という意味では、小学生のうちから勉強に時間を割くことは必要だと思います。
小学生のうちから一人で勉強ができる子って、ほんの一握りだと思うのですよね。もちろんそうした子は、例外なく点数が取れている子です。
半数以上は、がんばろうとするけどがんばりきれない子です。そうした子に手をかけて、最後までがんばりきる子に育てていくのが、塾の役目でもあると考えます。
期末テストまでもう1か月を切っていますから、修学旅行などイベントはありつつも、勉強への意識も残してほしいです。