弱気な発言をする子には・・・?

授業の様子を見ていて、ときどき「分かりません」「ムリです」という、なんとも切なげな声を絞り出す子がいます。

その子の学力にもよりますが、私としてはすぐに答えを、解き方を言うことはしません。

答えや解き方を言うのは最終手段だととらえ、ヒントを出したり、問題文を読ませて再度問題と向き合ったりしてもらうことで、なにか答えにたどり着くキッカケみたいなものを見つけてほしいからです。

計算問題であれば、間違えた問題に対して、まず「どこが間違っているか、途中式を見ながら見つけてごらん」という指示を出します。

果たしてその指導が正解なのかどうかは分かりませんが、ルーツとしては、考えられる子になってほしい、ただ答えを聞いて納得するような子にはなってほしくない、そういったスタンスでいます。

点数が思うように取れていない子には、結構大変だと思います。そうした子は、すぐに答えを知りたがる、考えるということをしようとしない、もしくはしたくないからです。

しかし、勉強の本質って、自分の中で考え、「こんな解き方かな」と予測し、その通りに解いてみて、違ったら別の解き方、合っていたら自信になるから楽しくなるというものではないでしょうか。

目の前の問題に対して、合っていても間違っていても大した問題ではありません。むしろ、間違っているから、正しい答えに導く手立てを考えることができると考えてほしいですし、そうやって自分をアップデートしていってほしいのですよね。

この話はまた別の機会に記事にするとして、、、問題を解いていて、少し計算が違ったり、解き方が分からなかったりして、すぐに弱気な発言をする子には・・・まずその発言をシャットアウトして、前向きな言葉に変えます。

半分ゴリ押しにも近いですが、簡単に分からない、ムリとあきらめないでほしいという想いです。言葉って、大事だなって常々思います。その場の空気を簡単に変えてしまいますからね。

だからこそ、塾では特に前向きに、できなかったら質問して、一つずつ分かるようにしていけばいいだけです。

ということで、弱気な発言をする子には、その子の様子を見ながらですが、ルーツでは結構厳しくいきます。

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