意思決定を生徒に

中学生ともなると、自分の意志を少なからず持つようになります。

そこが高まって反抗期が生まれてくるわけですが・・・。

親の子どもへの想いが強い家庭ほど、子どもになにかとしてあげたくなり、

最終的にはすべて親が決めてしまう、そして子どもは自分の意志で決定するという行動をしなくなり、

学校での授業はおろか、社会に出たときも、自分の意見を話すことができず、

むしろ自分の意見を話そうともしないようになります。

そうするとどうなるか、、、すべて、相手の言うがままに生活することになってしまいます。

塾で、授業を受けているのは生徒です。

私たちとしては、できる限り生徒のありのままの状況を伝え、ときには厳しいことも書きます。

ありのままの状況ですから・・・でもそれは、できるようになってほしいという言葉の裏返しです。

ちょっとした変化でも、気づいたら書くようにしていますし、

そういった変化をどんどん書いていきたいのですよね。

ただ、学校ではテストがあり、その点数が低いことで、塾を変える決定権を持っているのは親なんです。

良く言えば環境を変える、悪く言えば塾のせい・・・

もしかしたら、本当に塾のやり方が悪いかもしれませんし、

もしかしたら、実は学校や塾以外で生徒が何もやっていないのかもしれません。

でも、塾で授業を受けているのは生徒です。

生徒が、物事を決めるという選択肢を与えてあげてほしいです。

親子で塾について話し合うことで、見えてくることもあるでしょうし、

そう話し合える関係を築くことで、会話も生まれてくるでしょう。

すべて親がまずはこっち、ここがダメならこっち、こっちもダメなら・・・とコロコロ変わると、

結果は、何も変わりません。

たとえて言うなら、渋滞時の車線変更。

あまり動かない渋滞時は、イライラして少しでも先へ進めたいと思いますよね。

でも、左へ進んでも、右へ進んでも、渋滞が解消されるころにはあまり順番は変わっておらず、

もしかしたら最初よりも後ろになっているケースだってあります。

いろいろと試してみることはいいことですが、試しすぎてもダメですね。

試す中で、体験している人が「これでいく」と決めることで、地に足がついてくると思います。

塾にお金を払っているのは親です。

授業を受けているのは生徒です。

決定権は親子両方にあると思います。

結果が全然ついてこないときに、塾についてはよく話し合って、

時には塾へお願いをしたり、時には子どもを信じたり、、、

子どもにも意思決定権を与えてあげることが、今ではなく、将来に役立つと思います。

それを、非認知能力というようです。

点数だけでは見えてこない子どもの本当の能力・・・

親がしっかり気づいてあげたいものですね。

TOMORROW IS ANOTHER DAY.

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