テストも近くなってきて、分からない問題を質問してくれることが増えてきました。
早くから始めている子は、その質問が先週くらいに来ていたので、
やはり早く始めるにこしたことはないと思います。
ただ、気になるのは、基本がなっていないのに、難しい問題に挑戦する子がチラホラいることです。
その問題を解くために、あくまで本人の自力を利用して解いてもらいたいので、
最初から最後までの説明はほぼしません。
そこには、基本が身についていることが含まれます。
基本が理解できていないと、そこから説明することになり、時間を多く費やすことになります。
授業は1対2ですので、一人にかかりきりになると、もう一人に時間を作ることができません。
問題を解いてもらっている時間を利用して、交互に教えることが大半なので、
一つの問題に時間をかけすぎると、こちらの授業進行にも影響がでてくるのですよね。
まずは、基本をしっかりおさえることです。
テストでは、一人で問題を解くのですから、一人でできるようにならないと、
テストで点数を取ることって難しくなってしまいます。
だから、学校ワークを3周こなしてもらい、基本を徹底的に身につけてもらいたいですし、
量をこなすことで、分かってくる部分ってかなりあるはずなんですよね。
基本~ふつうのレベルの問題が解けるようになれば、テストも50点は取れるはずです。
だから、勉強の仕方が分からないのではなく、正しいやり方で、量をこなしていないだけなんです。
学校の授業をしっかり聞き、理解すること・・・先生だって日本人ですから、
「言っていることが分からない」のは、「分かろうとしない」か、「本当に分からない」か、です。
そこは、周囲の子の意見に流されてしまうのではなく、自分の意見を持つことです。
だって、塾に通わず、学校の授業を聞いて理解している子だっているのですから。
生徒たちを見ていて、学校の授業をおろそかにしすぎだなとは、常々思います。
「塾で聞くからいいや」と思う子ほど、実際は点数が取れていません。
なぜか・・・学校の先生が、テストを作るからです。
私たちがいくら模擬テストを作成して生徒たちに解いてもらっても、
本番は学校のテストです。
だから、メインは学校なんですよね。
学校の授業を聞くことで、そしてそれを思い出すことで、基本は身についてくると思います。
「まったくわからない」というのは、おそらく先生の話を聞いていないのでしょう。
友達と話しているか、別のことをしているか、単純にボーっとしているか。
学校の授業は集団です。
だから、自分自身が聞こうとする意志がないと、話は耳に入ってきません。
ルーツは個別です。
先生がそばにいるから、話を聞こうとします。
説明を受けて、「じゃあやってみて」と言われて、問題を解きます。
塾は、お金を払って通っていただいているので、生徒もしっかりやろうという気持ちがあるでしょうし、
親御さんも、そう思ってしっかり通ってもらわないと、とはすべての方々が思っているはずです。
でも、本来、塾は学校のフォローなんです。
学校では質問できなかったり、自分の中で「これはどういうことなんだろう」と疑問に思ったりしたときに、
塾で質問して自分でできるようにするのが、理想なんですよね。
学校も塾も、言葉の伝え方は違えど、説明する内容は一緒です。
自分がその気になれば、学校の先生の話も耳に入ってくると思うのですが、どうでしょうか。
まあ、授業崩壊していればまた別になってきますけども。
「自分から学ぼう」という姿勢、これが勉強するうえでの基本ですね。
そのうえで、まずは学校の授業でそれぞれの教科・単元の基本を理解してみることです。
もうテスト前なので、学校の授業で基本をやることはあまりないと思います。
そうなれば、教科書と学校ワークの例題を自分で解けるようにすることです。
それが、基本を身につけることにつながってきます。
そうやって、一つずつ、確実に、ですね。
金曜日からテストです。
はい、がんばっていきましょう!!!
TOMORROW IS ANOTHER DAY.