最近、「もしかすると」「ひょっとして」という考えが、
意外と問題を解くことに活かされるのではないかと感じます。
たとえば、計算の類題を多くこなしているときに、
途中で分からなくなり、質問をするとします。
生徒の側からみて、解き方を教えてもらった時に、
「もしかしてこうですか?」と予測してみたり、
「じゃあこっちはこうですか?」と少し戻って確認したり、、、
そうしたときに、理解度が増し、身につくことが速くなるようです。
それらに気づくこと気づかない子は、理解度が大きく違います。
「もしかしてだけど~」ほどの勘違いはしなくていいですが、
「こうなんじゃないか」と考えることをしてみてほしいですね。
それらは、ちょっと難しく言うと、「仮説を立てる」ということになります。
起こった出来事に対する検証として使われることが多いですが、
解決することにつながります。
問題を解くということ自体は、作業だと私は思います。
できていればOK、間違っているから検証が必要になる。
何が違うのか、どこが分からないのか、そこを明確にして、
「もしかしたらこうやって解くのかな?」って考えて解いてみる。
そうやって、理解度は増していくと思うのですよね。
仮説やら検証なんて言葉は、中学の勉強では使わなくてもいいと思いますが、
力をつけるには、「どう解くのか」「どういった知識を使うのか」が、
順番に分かっている必要があります。
応用問題で、「これはひらめきだな」なんて言うこともありますが、
それらは、問題を数多く解き、パターンを理解したうえで、
「もしかしたらこの解き方?」というのが頭に浮かんでくるのが、
ひらめきではないかと思うのです。
ということは、相応の努力が必要ですね。
中1・2生は水曜日から学年末です。
努力は積み重ねて、実を結ぶものです。
最後まであきらめず、必死にやりぬいてほしいですね。
TOMORROW IS ANOTHER DAY.