テストが返却され、ボチボチ点数が出始めています。
「ヤバい」と言いながら手ごたえについて話したり、「ヤバい」と言いながら答案用紙を差し出してきたり、なにかと「ヤバい」が最近充満している気がします。
一切、使わないでほしいですね。「ヤバい」が多すぎです(怒)
自分が発したその「ヤバい」という言葉、だれが一番聞いているか知っていますか?
先生?親御さん?いやいや、自分自身です。
何度も言えば言うほど、自分が「ヤバい」状況に陥っていることに気づいてほしいです。
様子を見ている限り、私は全く「ヤバい」と思っていません。勉強量が全然足りていないからです。
塾生に出している課題は、ひとまず締め切りを設けて出していますが、それはあくまで「最低限やれよ」というボーダーを示しているだけです。
その課題をやれば点数が取れると考えるのは、大きな間違いですし、勘違いでしかない。
「ヤバい」と言う前に、「これだけやったから大丈夫!」という自信がつくまで必死にもっと問題を解くことです。
右も左も分からない中1生のほうが、必死に取り組んでいた印象さえあります。
教科書本文の暗唱をがんばりました、なんとか最後まで言えました、書けました、こういった姿はOKです。ただ、それで満足してしまった一面もあったのではないでしょうか。
そこにプラスして、文章がちょっと変わっても対応できる文法力があると、また点数は変わってきたと思います。
あれができなかった、点数が取れなかった、と言う前に、私たちが伝えていることができていたかどうかの確認を、まずしてほしいです。
数学も見ましたが、「こうやって解くんだよ」「途中式こそ丁寧に」という指示に対して、その通りにやっていた子は点数が取れ、残念ながら自分流で解いていた子はポロポロ間違えていました。
それで「ヤバい」と言うのは大きな勘違いですし、「何のために塾に通っているのですか?」と強く思います。
自分流にするのは、徹底して私たちの伝えていることをその通りに実行し続けて、そこからです。