現状、高校受験に向けてがんばってもらっているわけですが、
ちょいとこえてその先を考えてみたいと思います。
高校も3年生になると、また進路の選択がせまってきます。
ここでの進路は、ある意味自分の進む道に直結しますから、
わたしのように「とりあえず大学にいっとこー」と思わず、
「こんな職業に憧れる・なりたい」というものをいくつか持っておくといいですね。
高校を出て就職する子、専門学校でその道を深く学ぶ子、
そして大学でまあまあ遊びつつ就職活動を経て就職する子、、、
そのときに、ハッキリと「こうしなさい」と言ってくれる先生はいません。
自分自身で道を選択します。
だから、自分の意志をしっかり持っておくことが、自分の進路を有意義にするポイントだと思います。
さて、そのときに、大学に進んだからえらい、高校を出て就職したからダメだ、
なんて考えはこれまた持たないことがよろしいと思います。
というのも、高校を出て就職しても、立派になっている人はたくさんいますし、
働き方次第で、どんどん進化していけるはずです。
逆に、どんなに良い大学を出たとしても、―たとえそれが東大だったとしても―
その能力が勉強のためだけに使われていたとしたら、
いわゆる燃え尽き症候群となって、就職どころか、人間関係でうまくいかず、
ニートにさえなってしまうケースだってあります。
そんなんだったら、高校で就職して汗水流して働いているほうが、よっぽど立派ですよね。
また、優秀な大学から政治家になっていくケースも多々あります。
政治家は話すことが仕事の大多数を占めていて、
そこで地元からの信頼をもらって当選→政治家になります。
でも、話だけうまくて、結局地元の信頼を裏切る形になることもしばしばありますね。
最近ですと、デモ隊に対して批判し、足元をつつかれた議員さんがいましたね。
最終的には、学歴ももちろん大事ですが、人を引き付ける人間性のほうが大事なのではないでしょうか。
前勤めていた塾では、校舎数が増えていっていたので、
それぞれの校舎の生徒数増加が、そこの教室長の出来不出来を決めていました。
生徒が集まらない校舎の多くの原因は教室長にあり、そこに変化と改善がなければ、
生徒が集まらないまま・・・そこで会議を毎月します。「どうしたら集まるのか」と。
どんなに優秀な大学を出ていても、人を見下したり、ダメダメばかり言っていたり、
「塾は静かな場所」とでも言わんばかりに、少しでもうるさくしたらしかりつけたりする先生よりも、
生徒のためを思って、ときに楽しく、ときに真剣に授業を行って、
「できる」という気持ちをたくさん見つけてあげる先生のほうが、人柄には優れています。
だから、人間性というか人格というか、人づきあいというものは、
大人になってより重要だと感じます。
中学生のみなさんは、今は友達と遊んで楽しかった、部活で熱い絆を作った、
なんて思っていることでしょう。
大人になったとき、上記にも書きましたが、人を見下したり、ダメダメばかり言っている人には、
なってほしくないです。
むしろ、今起きたことに対して、ユーモアを交えて雰囲気を変えられる人が、
大人になっても活躍すると思います。
私もそうなれるように挑戦中・・・(笑)
TOMORROW IS ANOTHER DAY.